衣服の中でも、綿(コットン)素材のものは一番身近な存在と感じている人も多いのではないでしょうか?
[chat face="_yusuke-e1517978044665.jpg" name="Yuichi" align="left" style="type1"]綿素材の肌着やシャツなどは洗濯機で何も考えずにガシガシ洗ってゴリゴリ乾燥させて一丁あがり!といいう感じでしょ!?[/chat]
[chat face="_妻-e1517978110978.jpg" name="洗濯の先生" align="right" style="type1"]綿素材のものでも洗濯表示をよく見ると、そうでもないんだよ。洗濯機で洗えたとしても、長持ちさせたいお気に入りのシャツなどは洗濯時の注意点もあったりするから、よく理解しておいてね。[/chat]
綿素材の特徴とは?
綿の良いところは一般的に以下のようなものがあげられます。
- 肌触りが良いこと
- 清涼感があること
- 通気性が高い
- 耐熱性、保湿性、吸水性が良い
- 染色性にも優れているので染めやすいこと
- 水やアルカリに強い
一般的に綿素材の衣類は丈夫で耐熱性や保温性に優れ、吸水性の良さから汗にも強いという特徴があります。更に通気性が良いこともあり、1年を通じて着用できる万能性こそが綿素材の特徴です。
具体的には、綿は構造上微細な線維で吸水性が高いので内側と外側の温度で差が出来ると、内側の水分を吸い取って外側へ発散しようとする性質があります。
つまり、水分を吸い込んで外に放出する際に気化熱を奪うため、汗をかくシーズンには涼しく着ることができるのです。
また、素材自体は熱伝導率が低いため寒い時期は体の熱を温存することができます。
これらの理由から、タオルやTシャツ、ジーンズや下着にも多く使用されている素材となっています。
生地の強さからTシャツや男性用下着類であれば、洗濯の回数を重ねても問題ありません。
アルカリ性に強い上に、染色性にも優れているため、漂白剤も入りやすく、汚れの漂白が楽といった特徴もあります。
綿も万能ではない!洗濯にあたって注意すべき特徴もあった!
上記のように良いところを並べてみると、デメリットが全く無いように思われがちですが過信は禁物です。
特にパンツやジャケットのうち水洗い表示がNGとされるオシャレ着は、しっかりと染色されているわけでは無いため、他の衣類と一緒に洗濯機で洗ってしまうと、色落ちしたり型くずれしたりと失敗のもとです。
また、中空繊維なので水分を含みやすくそれにより体積が増えて乾燥してくると以前よりも縮んでしまうことです。
また、着用や洗濯などの摩擦によって毛羽立ちやすいです。
綿を家で洗濯する際の注意点
家で洗濯する方法ですが、まず洗濯表示の確認をし、自宅で洗えるかを確認しましょう!
自宅で洗えるものの中には ①洗濯機で洗えるもの、②手洗いが必要なものがあります。
- 洗濯可能の表示
洗濯機での洗濯が可能な場合
洗濯機での洗濯が可能であることが確認できた場合は、安心して洗濯機で洗えます。
適切な量の洗剤を入れて、柔軟剤も一緒に入れると仕上がりも良いものとなります。
[chat face="_yusuke-e1517978044665.jpg" name="Yuichi" align="left" style="type1"]ただ、それでも縮み等が気になるという人は、洋服に優しい洗い方を実践してみるとよいみたいです。[/chat]
洗濯機を使用しながらも、なるべく縮まないように洗う方法の手順としてまず、
- 洗濯用ネットの中に軽く折りたたんで衣類などを入れます。
- その時の注意点として汚れている部分は外向きにするようにします。
- 入れ終わりましたら洗濯機のドライコースや手洗いコースなど丁寧なモードで洗えば完了
汚れている部分には予めおしゃれ着用の洗剤をかけて、下処理をしておくと洗い残しがなくきれいに仕上がります。
そして最後の脱水は時間を短くすると繊維への負担を軽くすることができます。
手洗いしましょうという表示の時
手洗いをする場合の手順ですが、
- まず洗面器に水を張り、入れた水の量に合わせて洗剤を入れます。
- 次に平たくたたんだ衣類などを洗浄液の中に入れて押したり浮かせたりを繰り返します。
- 終わりましたら、たたんだままネットに入れて洗濯機で1分弱くらい脱水します。
- その間に洗面器にはきれいな水を張り直し、衣類についた洗剤をすすぎます。
- また再び洗濯機に入れ脱水をします。
- 最後の仕上げに柔軟剤を使用するとふわふわに仕上げることができます。
家庭での手洗いの基本のプロセスというところですね。
これは私もしっかりと身につけておきたいと思います。
長持ちさせたいお気に入りのお洗濯
「綿100%」は丈夫な生地と言っても、乾燥機にかけるのはタオルなどの消耗品に限定するがのおすすめです。
Tシャツなどはプリント部分がボロボロになることがあります。
乾燥機にかけたい服があれば、まずは洗濯表示に「タンブラー乾燥はお避けください」「DO NOT TUMBLE DRY」の文言がないか確認しましょう。
時間が無い時など、どうしても全自動で洗濯する場合は、専用の洗剤を使用するとともに短時間のドライコースを利用してみましょう。
脱水はフルに行わず回転が一定した後すぐに止めるようにします。
形を整えたら再度脱水し、やはり早めに止めることを繰り返し、シワにならないよう気をつけます。
洗剤を使う場合、大事な衣類を洗う際には必ず事前に色落ちするかどうかのチェックを行います。
乾燥機は生地が縮む原因となりますから、大事な衣類は完全に乾燥する前に半乾きの状態で取り出し、後は自然に乾かしますが、家で洗い上げる自信が無い場合は、信頼のおけるクリーニング店に依頼するのが無難かも知れません。。
このような衣類を家で洗濯する方法は、洗濯表示をしっかりと確認し適切な洗剤で優しく洗い上げるのがポイントとなります。
⇒表示の図柄を入れる
保存に関しても色が移ったり脱色したりすることがあるため、直射日光に当たらないよう工夫し、湿気にも注意する必要があります。